配当株は、市場全体が暴落したとしても、放置しておけば配当をもらい続けることができるので、ポートフォリオに組み込むと安心感がありますね。
高配当株で有名な2社ですが、現状の整理と今後の見通しについてお話していきます。
ミシェルの投資スタンスについてもお話するので、最後までご覧ください。
結論を先に言ってしまうと、私は『両方買い』のスタンスです。
~簡単に自己紹介~
私自身も、現在月7万円の配当金をもらいながら生活しています。配当金推移は四半期毎にブログで公開しています。
サラリーマンとして働きながら、毎月手取りの50%を配当銘柄の購入に充てています。
お金のシガラミから解放されると、見えてくる景色が変わり、自分にとって重要なものが明確になってきました。
セミリタイアやFIRE、サイドFIREを目指す方のモチベーションを維持できるような発信を心掛けます!
リタイア後の生活を夢見ながら、一緒にセミリタイアを成し遂げましょう!
セミリタイア後の夢なども語っていきます。みなさんのお役に立てるよう頑張ります。
各社の最新動向
AT&Tとベライゾンの経営方針は大きく異なっており、その経営方針の差から同じ業界でありながら、株価に大きく差があります。
特にAT&Tは、タイムワーナーやディレクTV等のケーブルテレビの巨額買収により、投資家から嫌気され株価は低調です。
ケーブルテレビ関係は、ネットフリックスやDisney+のネット動画業界に対抗できないというのが大方の見方となります。
これらを踏まえ、各社の現状を整理しましょう。
AT&T(T)
AT&Tが抱える懸念事項は以下の通り。
・Warner Media(旧タイムワーナー)の人気番組コンテンツであった有料チャンネルをサブスク化した「HBO Max」の伸びが軟調であること。
・「HBO Max」市場投入後2020年5月から3ヶ月での「HBO Max」申込者は490万件(月額$15)。その後、2021年1月現在分かっている情報で契約者累計1,260万人と大幅な伸びがないこと。
・2019年11月からスタートした「Disney+(月額$7)」が、すでに世界で8,680万人(2020年12月発表)なので、その差で圧倒されていること。
・DirecTVは有料会員数が過去2年で700万件も減少しており、買収当初は2,600万件あった契約者が2020年第2四半期時点では1,500万件程度であること。
かなり厳しい状態なのは間違いないです。
これを受けて当社のCEOは解任され、さらに次のニュースが出ています。
本記事: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN09CT30Z01C20A2000000
なんと、これまで「お荷物」として扱われてきたディレクTVの売却に乗り出したのです。
これが現実化すれば、市場の評価は一変する可能性があります。
ベライゾン(VZ)
ベライゾン(VZ)の経営スタンスは、AT&Tとは対照的です。
ベライゾンは、メディア企業の買収ではなく、メディア企業との共存の道を選びました。
2020年8月17日の発表では、ベライゾンの「Play More」と「Get More Unlimited」のワイヤレスプランに加入していれば、Disney+だけでなくHulu・ESPN+も無料で視聴できます。
通信契約にDisneyの力を借りることで、契約者数の増に繋げる考えです。
以上のことを踏まえて、現状の市場評価である株価チャートをみていきましょう。
株価
AT&T(T)
コロナショック以降、株価が元の水準に戻っていません。
前述した、AT&Tが過去に買収したディレクTVやワーナーメディア(旧タイムワーナー)が、不調であることに一因があります。
ベライゾン(VZ)
堅調に推移し、AT&Tよりコロナショック後の戻りが早いのが分かります。
ベライゾンがAT&Tより評価されていることが分かりますね。
配当利回り・配当性向・売上高
AT&T(T)
配当利回り:約7.1%(2021年1月現在)
※決算資料の調整後EPSより算出
配当性向は高めですが、AT&Tは株主還元に積極的です。
残念ながら2021年1月配当落ち日の配当は増配となりませんでしたが、この水準を維持してくれているだけでもありがたいことです。
ベライゾン(VZ)
配当利回り:約4.4%(2021年1月現在)
※決算資料の調整後EPSより算出
増配年数14年のベライゾン、配当性向は50%程度と増配の余地がありますね。
今後数年は配当を享受でき、さらに増配する可能性も高いとみています。
ベライゾンはバフェット保有銘柄でも主力!!その理由を解説!
ミシェルの投資スタンス
現在の配当利回りや各社の動向を踏まえての私の判断は、「2社とも買う」です。
理由として、
・既に市場評価の低いAT&Tは、メディア事業売却により再評価される余地がある。
・既にAT&Tは7%越えの高配当であるため、下値は限定的であり、リスクに対してのリターンが上回っていると考えるため。
・仮にAT&Tのキャピタルゲインが狙えなくても、長期で配当株として保有し続けることもできる。
・ベライゾンは配当性向を考慮すると、中期的にまだ増配する可能性が高いと考えている。
・AT&Tと合わせて保有することにより、携帯契約者を米国全体の同じパイの中から奪い合うことにはなるが、いずれかが下がった場合は、もう一方は上がる可能性もあり、リスク分散になるため。
あくまでも個人の見解となります。
投資に絶対ということはありませんので、投資は自己責任でお願いします。
みなさんの成功を願って。グットラック!
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